5月18日(日)『有明海再生についての公開討論会』

今日は佐賀市文化会館にてNPO有明海再生機構主催の公開討論会に出席しました。

諫早湾干拓潮受堤防の開門調査に象徴される有明海の再生問題。
有明海の再生とは、どういう状況を意味するのか、という定義に対し、参加者で、太良の漁業者の方がおっしゃったのが、

「小長井漁協では、この20年間、タイラギ漁は休漁になっている。昔のように、再びタイラギ漁が出来るようになって初めて『有明海の再生』になる。」という言葉が印象的でした。

50年前、米を作るための農地が足らない時代に計画された巨大な公共事業。

平成10年を過ぎてやっと完成しました。

そして、海の異変。

事業の前に、農水省は「漁業は今まで通りに続けられる」と説明していました。

そして、海をよみがえらせるために、様々な取り組みが各方面で続いています。

科学的な調査も続いています。

今でも漁業被害と干拓事業の関連性を全く認めない農水省。

有明海の異変に全く関与しない環境省。

こんな霞ヶ関の行政はおかしいと思います。

海の再生には誰も異論は無いはずです。

でも、漁業者も農業者も、長崎も佐賀も福岡も熊本も、省庁も、それぞれの立場を主張し続けてがんじがらめです。

政治のトップの決断なくして、この課題の解決は程遠いと思います。

しかし、今の政権や農水大臣には望むべくも無いと感じます。

真に有明海の再生を達成出来るまで、わたし達は、取り組みを続けます。

写真: 5月18日(日)『有明海再生についての公開討論会』</p>
<p>今日は佐賀市文化会館にて<br />
NPO有明海再生機構主催の<br />
公開討論会に出席しました。</p>
<p>諫早湾干拓潮受堤防の<br />
開門調査に象徴される<br />
有明海の再生問題。</p>
<p>有明海の再生とは、<br />
どういう状況を意味するのか、<br />
という定義に対し、<br />
参加者で、太良の漁業者の方が<br />
おっしゃったのが、<br />
「小長井漁協では、<br />
この20年間、タイラギ漁は<br />
休漁になっている。</p>
<p>昔のように、再び<br />
タイラギ漁が出来るようになって<br />
初めて『有明海の再生』になる。」<br />
という言葉が印象的でした。</p>
<p>50年前、米を作るための<br />
農地が足らない時代に<br />
計画された巨大な公共事業。</p>
<p>平成10年を過ぎて<br />
やっと完成しました。</p>
<p>そして、海の異変。</p>
<p>事業の前に、農水省は<br />
「漁業は今まで通りに続けられる」<br />
と説明していました。</p>
<p>そして、<br />
海をよみがえらせるために、<br />
様々な取り組みが各方面で<br />
続いています。</p>
<p>科学的な調査も続いています。</p>
<p>今でも漁業被害と<br />
干拓事業の関連性を<br />
全く認めない農水省。</p>
<p>有明海の異変に<br />
全く関与しない環境省。</p>
<p>こんな霞ヶ関の行政は<br />
おかしいと思います。</p>
<p>海の再生には<br />
誰も異論は無いはずです。</p>
<p>でも、漁業者も農業者も、<br />
長崎も佐賀も福岡も熊本も、<br />
省庁も、それぞれの立場を主張し続けて<br />
がんじがらめです。</p>
<p>政治のトップの<br />
決断なくして、<br />
この課題の解決は<br />
程遠いと思います。</p>
<p>しかし、今の政権や農水大臣には<br />
望むべくも無いと感じます。</p>
<p>真に有明海の再生を<br />
達成出来るまで、<br />
わたし達は、取り組みを続けます。

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